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事例紹介(創業オーナーの事業承継のケース)
人には寿命、事業承継は出来ても株式承継が出来るかがポイント!
株式承継には3つのパターンしかありません。
・子ども
・従業員
・M&A
あるシステム開発会社社長63歳のケース。65歳で趣味の事業を始めたい。3年後の売却に向けて検討したい」とのご相談。
「M&Aの場合、順調に早くて半年かかります。ストロングバイヤーを見つけるのに半年、条件交渉・クロージングに半年は見た方がいい。その間にリーマンショック級の出来事があれば、また大震災があればすべてパーです。経営者として決断するなら早く動くべき」と、アドバイスし、スタートしました。
候補会社5社をピックアップし、順次進めていくことに。反応の最もよかった1社との交渉が始まるが、最終的には価格条件が合わずドロップ、ここまでに約3カ月がかかりました。
2社目も価格的に難しいとのこと、結局3社目の会社との独占交渉が始まり、めでたくクロージング。それでもやはり10カ月を要しました。3社目がすべての条件をのんだ背景としては、顧客ベース・技術ベースで自社にないものをこの会社が持っていたことから、空白のピースがうまく埋まったことが大きな要因でした。
また、この間、アベノミクスの影響で環境が好転したことが大きかったといえます。
いつ大きな地震が起こってもおかしくない状況の中、プロセスの最中に突発事項が起こればすべてがストップします。何事も早めにが原則といえます。
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